DVD-Videoとは
映像用DVDの規格で、一般的なDVDデッキやPCのDVDプレイヤーで再生できるもので、Blu-ray(ブルーレイ)におけるBDMVに相当するものです。
映像を収録するほか、チャプターやメニュー画面、字幕などを設定することができます。
単に映像ファイルをディスクに書き込んだだけのデータDVDの状態ではDVDプレイヤーでの再生には適さず、映像を使用しシナリスト(Scenarist)などの専用ソフトで「オーサリング」を行いDVD-Video形式にすることが必要となります。
・映像
MPEG-2およびMPEG-1
NTSC規格の場合は720×480ピクセル・インターレース (480i)
・音声
複数の音声を同時に収録するマルチ音声収録が可能
・字幕(サブタイトル)
映像データとは別に字幕データを収録し映像と重ね合わせて表示することが可能
リモコンやメニュー画面による字幕ON/OFFや複数の字幕データを用意することで言語の切り替えに対応
・チャプター、タイトル
シーンの区切りにチャプターやタイトルを設定することでリモコンやメニューで好きな位置に移動することができる
・メニュー
目次のような形でチャプターやタイトルの一覧を表示し目的のシーンにすぐジャンプできるようなメニュー画面を組み込むことが可能
・複製防止技術(コピープロテクト)
Content Scramble System(CSS)による暗号化が可能でユーザーによるコピーやリッピングを防止することができる
・リージョンコード
地域ごとにリージョンコードを割り当て仕向地を設定することが可能
ディスクと再生機器のリージョンが異なると再生することができない
関連項目:BDMVとは|MPEG-2(エムペグ・ツー)とは|NTSCとは|PALとは|オーサリングとは|チャプターとは|CSSとは|リージョンコードとは
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